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他人の気持ちとナマモノ

ウマ娘 プリティーダービー」という、実物の競走馬をモデルにしたソシャゲ・アニメの公式から二次創作活動に関するアナウンスがあり、界隈をざわつかせている。 umamusume.jp

要約すると、「作品に登場するキャラクターは実物の競走馬をモデルにし、競走馬にかかわるすべての人の協力によって成り立っているので、創作活動は常識の範囲内でお願いね」という話。
突然のお達しに驚いた人もかなり多いかと思うが、かさねこのアナウンスに同意し、これからどうするか?という話し合いが行われているように思える。

この「実物のモノ」をモデルにしたものに関する騒動は、とある界隈の学級会に非常によく似ている。
実物の芸能人などをモデルにして同人活動をおこなっている「ナマモノ」界隈の話だ。

つい先日、BLを題材としたドラマがはやった際、そのドラマを題材に活動している界隈で拡散された記事がある。 mrtkhphplove.hatenablog.com

要約すると、「ドラマは架空の話であるが、演じているのは私たちとおなじ生きている人間なので、創作活動をするにしても隠れて行うなどの配慮が必要」という話。
この記事にたいしてたくさん賛否の意見が出され、学級会に発展した。
否の意見の大半は、あなたが勝手にルールを決めるな。といったものであった。

ウマ娘とドラマ、なぜ反応に違いが出たのだろうか?
公式に言われたからと、どこの馬の骨かもわからん人に言われたからという大きな違いがあるからだろう。
ただ、同人に精通しているアニメ・ゲーム界隈と、同人と対極の立場にある芸能界隈ということを理解する必要がある。
同人に精通しているアニメ・ゲーム界隈とは違い、芸能界隈ではそもそも同人誌というものを知らない可能性が高いため、創作者ひとりひとりが注意する他ない。

言っていることはどちらとも「他人の気持ちを考えて」というものだ。
公式から言われようが、他人に言われようが言っていることは同じ。
現在創作活動の中心となっているtwitterには幸いにも鍵という機能がついている。
学級会(笑)と吐き捨てず、投稿する前に一度他人の気持ちを考えてみてはどうだろうか。


馬のきもち HOW TO THINK LIKE A HORSE

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