世界観重視!個人的クトゥルフおすすめシナリオ4選
久々のシナリオ紹介。
あいかわらず世の中には楽しいシナリオがいっぱい溢れてて、なにを食ったらこんな面白いシナリオが描けるんだと不思議に思ってます。
その中でも今回は独特の世界観や、情景描写の美しさに注目して、個人的にプレーしてとても楽しかったものを紹介。
今回は有料のものを含みますのでご注意ください。
印/骰子/奴
シナリオURL:印/骰子/奴 - 丫戊个堂配信用語wiki - アットウィキ
製作者:丫戊个堂
傾向:クローズド、親しい2人推奨。
シナリオ製作者が「究極のクローズド」と明言しているが、その言葉に偽りない究極のクローズドシナリオとなっている。
程よい難易度の謎解き要素と、煽られる恐怖感、いい塩梅で挟まれるギャグ的要素のバランスが心地よい。
あまり「親しい2人推奨」っぽくない雰囲気が終始続くが、エンディングで正しい答えが導き出されれば、「親しい2人推奨」とされている理由に納得するだろう。
「うちよそ」好きのプレイヤーさんにも自身をもっておすすめできるシナリオになっている。
まれびとの島
シナリオURL:クトゥルフの呼び声シナリオ「まれびとの島」
製作者:内山靖二郎
傾向:シティ
離島を舞台にしたシティシナリオ。
これぞクトゥルフと呼ぶにふさわしく、頭からケツまで恐怖と緊張感が続く。
シティシナリオの難点として、誘導ばかりになってしまい、お使い感の強いシナリオになってしまうことがあるが、このシナリオにはそれが一切ない。
探索者達で考え、行動し、イベントを消化し、クリアを目指す。という理想的な構想になっている。
発生するイベントのタイミングもまた絶妙で、探索者の足が止まりそうなところでイベントが発生するため、シナリオ中ダレることが一切ない。
特にシナリオ終盤、ラスボスといえるものとの対峙では最大の恐怖が待ち受けており、探索者のロールプレイと判断力が運命を左右するため、自然と熱が入ること間違いない。
星へ至る棺
シナリオURL:ソロ限 -クトゥルフ神話TRPG おひとり様限定 シナリオ集- - 喫茶食堂(旧事務所のお茶会) - BOOTH(シナリオ集収録)
製作者:竜原
傾向:クローズド
宇宙開発研究のコールドスリープ実験に応募するところから始まるSFシナリオ。
このシナリオの素晴らしいところはこれ一本で確固とした世界観が確立されているところである。
「それなんで?」「どういうこと?」となることが多いSFという難しい題材を、シナリオ構成力でうまくカバーしており、違和感なく世界に没頭することができる。
シナリオ中の分岐は運ゲー要素も多いが、それすら気にならなくなる世界観が魅力だ。
生還しても、ロストしても心に残るものが1つある。
そんな魅力のあるシナリオなので、プレーする際は是非じっくり時間をかけて探索を行ってみてほしい。
傀儡の来夏
シナリオURL:【クトゥルフ神話TRPGシナリオ】傀儡の来夏 - 東5番街 - BOOTH
製作者:あやひら
傾向:クローズド、親しい2人推奨。
離島を舞台にしたシナリオ。ロスト復活にも使用することができる。
ディストピアな世界観を存分に味わえる美しいシナリオ。
道中のクトゥルフ要素と恐怖感は薄めに設定されており、どこか陽気な雰囲気すら漂うが、その分ラストに待ち受ける恐怖要素のふり幅が大きく、とくにTRUEエンドは存分にクトゥルフを味わうことができる。
後味は悪いかもしれないがこの結末にたどり着いたことに安堵する…そんな不思議な感覚になるだろう。
クリア難易度は高めに設定されているため、ロスト救済したいけどあまり簡単なものはちょっと…というプレイヤーにお勧めできる自身の1本となっている。
自分の好みのシナリオを他人に回すときの楽しさもクトゥルフの醍醐味の一つだ。
ぜひ楽しんでクトゥルフライフをお送りください。
クトゥルフ神話 TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
- 作者: サンディピーターセン,リンウィリス,中山てい子,坂本雅之
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2004/09/10
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (6件) を見る
- 作者: Ben Mund
- 出版社/メーカー: Signal Fire Studios
- 発売日: 2015
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログを見る