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野球ゲームTRPG

クトゥルフ シナリオの書き方

我流です。

なんとなくテーマを決める

テーマは何でも良い。
「◯◯という神話生物を出したい」「芸能人の◯◯みたいな人をNPCとして出したい」「野球するシナリオを書きたい」「カラオケしてぇ」など…
この時、なんとなくでいいので「誰向けのシナリオか」を決めるとスムーズに書ける。
「うちよそ好きの人」「SAN値回復したい人」「友人のあの人に向けて」など。
自分が書くシナリオは、「シナリオのテーマ」より「誰向けのシナリオか」を重視されることが多い。
「シナリオのテーマ」はブレてしっちゃかめっちゃかになることがあるが、「誰向けのシナリオか」はブレることがないので完成した時の出来がよくなる。

シナリオを書く

こっからもうシナリオを書いてしまう。
ぼんやり全体像を箇条書きで書き、箇条書きの中から書きたい部分を大味な文章で書き、あとでくっつけるという非効率的なやり方をしている。
まれに箇条書きなしで頭からケツまで一気に書けることもある。

自作のシナリオ「狂死ピアニスト」を例に出すと、

・脇谷行方不明(きっかけ)
・やばい音楽スタジオを訪問
・自由行動六本木の街を探索
・カラオケタイム
・エンディング

というざっくりした箇条書きから、

脇谷行方不明(きっかけ)

カラオケタイム

エンディング

やばい音楽スタジオを訪問

自由行動六本木の街を探索

の順でシナリオを書いた。
「きっかけ」や「エンディング」「シナリオのキモ」になる部分は重要な部分なので真っ先に書いてしまうが、自由探索などの適当に増やしたり減らしたりできる部分は後回しにしがち。
適当に書いても力技でなんとかなる部分だからだ。

このとき文章の間違いや統一性などを気にしてはいけない。
どうせあとで何回も読み直し書き直すハメになり、きれいに文章を書いても無駄なので。

地獄の読み返しタイム

ここから何度も何度もシナリオを読み返す地獄の時間が始まる。
自分の文章というのは不思議なもので、読み返せば読み返すほどボロが次から次にどんどんと出てくる。
ボロを見つけて書き直したり追加したり削除したりの繰り返しだ。

この時意識するのがKPがそのまま読んでシナリオを回せる部分と、KPにのみ伝えたい部分の差別化である。
KPにのみ伝えたい部分は「※」マークとかつけてればだいたいなんとかなる。

同時に、下記サイトなどを使って文章チェックを行う。 www.kiji-check.com 自分の文章のボロをこれでもかというほど掘り返してくれるツールなので使っておいて損はない。
ただ、小姑のようにうるさく指摘されることもあるので、そのときは「あーはいはいすいません」と雑に聞き流そう。

地獄の読み返しタイムが終わると、やっとシナリオが完成するが、まだ終わりではない。

テストセッション

ここから実際に人に回すターンに入る。
テストセッションはなるべく付き合いが長かったり、信頼できる人間に回したほうがいい。
シナリオに関するダメ出しをくれるし、付き合いが長い分リアクションで楽しんでるか楽しんでいないかがわかるからだ。

読み返しタイムでいい文章をかけていると、1度のセッションでそのまま公開に踏み切ることもできるが、そのようなことはまれである。
だいたいは想定通りに進まないし、グダる。
そのような部分を発見したらメモを取り、文章の書き直しをし、またテストセッションをする。その繰り返しだ。

テストセッションは少なくとも3回以上は行ったほうが良い。
シナリオに書いていない部分をアドリブであえてブチこんだり、あえてルールを変更してみたりすると、意外と面白いことが起きたりする可能性があるからだ。
アドリブでブチこんだ部分は大体は失敗に終わるが、まれに相乗効果を生み、さらなる良いシナリオへと昇格することがある。
昇格したらこっちのものである。その部分をシナリオに組み込み、バージョンアップさせれば神シナリオの完成だ。

だいたいこんな感じでいつもシナリオを書いてますが、完成まで行くのはまれで、途中で投げ出したシナリオが5億個くらいある人間の話なので、話半分に聞いてください。

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